中高生に必要な『セルフ・コンパッション』とは。「自分を活かすリーダーシップ」と「折れない心」の育て方
2026年 9月30日(水) 21時〜(オンライン)
中高生向けビジネススクール『ジブナル』の
冬休み講座説明会 & サマープログラム振り返り会 開催決定!
《 参加申し込み受付中 》
ぜひお気軽にご参加ください!
2026年6月28日、オンラインZoomで無料開催されたイベント「AI時代に求められる『自分を活かすリーダーシップ』と『折れない心』の育て方」では、中高生に必要な学びとして、セルフ・コンパッションと自分らしいリーダーシップが大きなテーマとなりました。
モデレーターを務めたのはジブナル代表の濱暢宏。当日は、ジブナルで講義を担当している、若杉忠裕さんの講演に加え、ジブナルのプログラムを受講した中高生の保護者も参加。子どもたちが実際にどのように変化したのかが、具体的な言葉で語られました。会の後半では、サマープログラムの内容も紹介され、学びの全体像が共有されました。
◆ 登壇者
若杉 忠弘(わかすぎ ただひろ)さん

グローバルリーダーの育成に携わるとともに、組織におけるコンパッションやウェルビーイングの研究に従事。以前は戦略コンサルティングファームにて、全社戦略や事業戦略の立案・実行支援を通じて国内外の企業をサポートした。ロンドンの教育系スタートアップを経て、グロービスでは英語MBAプログラムのディレクターや英語オンラインMBAの立ち上げを担当。
一般社団法人日本ポジティブ心理学協会理事、一般社団法人人生100年生き方塾理事。マインドフル・セルフ・コンパッション講師(Center for Mindful Self-Compassion)、コンパッション開発トレーニング講師(Compassion Institute)。
著書に『すぐれたリーダーほど自分にやさしい』(かんき出版)、共著に『職場を上手にモチベートする科学的方法 無理なくやる気を引き出せる26のスキル』(ダイヤモンド社)がある。
濱 暢宏(はま のぶひろ)

東北大学卒業後、シャープでエンジニア・事業開発を経験。日本交通では無線配車で初の東京No.1を主導。子会社社長として組織変革を牽引。JapanTaxi(現GO)では取締役COOとしてアプリ・決済など成長基盤を確立。その後、ワイヤレスゲート代表取締役社長CEOとして事業再生を主導。2024年に退任後、独立。
現在は企業の経営支援や講演・執筆の傍ら、中高生に「稼ぐ力」と「自分らしく生きる力」を育むビジネススクール「ジブナル」を運営。グロービス経営大学院では年間300名以上にクリティカルシンキングやプレゼンテーションやリーダーシップなどを教える。
「誰でも傷つく」から始まった講演
若杉さんの講演は、シンプルな確認から始まりました。

若杉さん:「僕たちは実は中学生も高校生も大人もですね、共通に体験してることがあります。それは“傷つく”ことです」
嫌なこと、つらいこと、不安やストレス。そうしたものは年齢に関係なく誰もが経験する一方で、心の傷への対処法はあまり教わってこなかったと若杉さんは話します。
若杉さん:「体で怪我すると病院に行って治療するじゃないですか。でも心の怪我っていうのは、実はあんまり対処してないんですよね」
ここで提示されたのが、セルフ・コンパッション=自分への思いやりです。大切な友人に接するように、自分にも優しさを向ける。そのための要素として、若杉さんは「マインドフルネス」「人間の共通性」「自分への優しさ」の3つを挙げました。
「大丈夫」と言うことの力
講演では、実際に言葉を口に出すワークも行われました。紹介されたスライドには、「よくがんばったね」「つらかった」「完璧じゃなくていい」「大丈夫」などの言葉が並びます。
若杉さん:「この『大丈夫』っていう感覚は、ほんとに僕、大事だなと思っていて。先が見えない中、でも大丈夫だよと。なんとかなるよ、って」
濱:「僕『大丈夫』って言葉、好きですね。言われると嬉しいですよね」
若杉さん:「『よくがんばったね』もいいです。自分自身に声掛けをしてみてほしいです。心がふっと軽くなることがあります」
怖さや不安に対しては、まずそれを認めることが大切だとも語られました。

また、続いての特別セッションでは、濱からお題が出されました。
濱:「なにか行動する前に、失敗が怖くなってしまって動けなくなることってあると思うんですが、そういう時どうしたら良いのでしょうか?」

若杉さんは、次のように回答しました。
若杉さん:「まずは、あ、自分怖いんだな、と自分自身で自覚することですね。実は自覚できていないことが多いです。怖いって言った瞬間、怖さの外に出られるんですよ」
自分の感情を言葉にすることで客観視が生まれ、落ち着きと勇気につながるという流れが示されました。
「目立たなくてもリーダーになれるのか」
イベントのもう一つの軸は、AI時代のリーダーシップです。濱からは、「自分は目立つタイプじゃないから、リーダーには向かないのでは」と感じる中高生もいるのではないか、という問いが投げかけられました。
若杉さん:「目立つタイプじゃなくてもリーダーになれるのって思ってるほうが、リーダーに向いてるんじゃないですか?」
若杉さん:「実際リーダーっていうのは、話を聞いてあげて、悩みを聞いてあげて、やりたいことを引き出すっていうのがリーダーなんだよっていうふうに思うんですよね」
強く引っ張ることだけがリーダーシップではない。共感し、支え、相手の力を引き出すこともまたリーダーシップであるというメッセージが、このセッションの中心にありました。
「受け身だった娘が、自分から興味を広げていった」
後半の対談では、保護者の方2名(辻内さん・関口さん)が受講前後の子どもの変化を語りました。

辻内さんは、娘が中学3年生のころ、「すごく受け身な人生を過ごしていた」と振り返ります。そんな中でジブナルの教科内容を知り、「これだ」と感じたといいます。
辻内さん:「自分に『ほかの人と比べなくていいんだよ』っていう言葉を娘が選んでたんですね。そこから、自分を出せるようになってきてるのかなって。少しずつ主体性が発揮されていくような娘を見て、すごく今ジブナルに感謝しているところです」
さらに、韓国アイドルが好きな娘が、以前は「かわいかった」で終わっていたのに、受講後は見方が変わったと語りました。
辻内さん:「自分もそういうアイドルに関わる仕事に就きたいな、っていうような表現に変わってきて。振り付けの人すごいなとか、ライブの照明さんすごいなとか、視野が広がったなって感じています」
「号泣のあとに、吹っ切れたように見えた」
関口さんは、娘がもともと「失敗したくない」「目立ちたくない」という思いを持っていたと話します。さらに、中学受験の経験で傷ついていた時期でもありました。
その中で印象に残ったのが、若杉さんの授業での出来事です。
関口さん:「授業が終わったあとに、娘がすごく号泣したんです。本人の中で、中学受験のつらかった思いとか、いろんなものが湧き出してきたのかなって」
ただ、その後に変化があったといいます。
関口さん:「今までその中学受験のときのことを話すと泣いたり不機嫌になったりしてたんですけど、今は意外と大丈夫っていう状態です」
家庭での会話にも変化があったそうです。
関口さん:「親子喧嘩をした際に、『ママの話には要旨と論点がない』って言われました。普段からいろいろ考えるようになったんだなって。今まで目を向けてないところに目を向けられるようになった、っていうところがすごく成長したなと感じています」
「迷っている保護者へ」のメッセージ
イベントでは、保護者が抱きがちな迷いも取り上げられました。スライドには、「うちの子にビジネス教育なんてまだ早いんじゃないか」、「サマープログラムについていけるかしら」という声が示されていました。

辻内さんも関口さんも、最初は子どもが積極的だったわけではなく、保護者が背中を押したと振り返ります。
辻内さん:「一歩目は、僕がかなり押して押して押して娘を行かせた、というような一歩目でした」
関口さん:「娘はどちらかといえば行きたくないっていう考えを持ってまして。でも、行ってしまうと楽しんで授業を受けられたので良かったかなと思っています」
その上で、関口さんはこう話しました。
関口さん:「そこまで深刻にならずに、子どもにいろんなチャンスの機会を与えるぐらいな感覚で送り出してもいいのかなと思いました」
8日間のサマープログラムへ
終盤では、7月31日から始まる8日間のサマープログラムも紹介されました。Day0は「みんなで、朝食におにぎりを食べながらゲームでスタート!」という構成で、まずは楽しむことが重視されます。

若杉さんは、プログラムについて次のように語りました。
若杉さん:「楽しんでほしいですね。学ぶ上で一番いい状態って楽しいことですよね」
若杉さん:「このサマープログラムが原体験になる。あそこで人生変わったな、あれがターニングポイントだったなと、絶対思えるようなプログラムになってるんじゃないかなと思います」
まとめ
今回のイベントで一貫していたのは、AI時代に必要なのは、強く見せることではなく、自分を受け入れながら一歩を踏み出す力だという視点でした。
若杉さんは、心の傷に手当てをすること、そして自分らしいリーダーシップを発揮することの大切さを、平易な言葉で伝えました。保護者の証言からは、その学びが中高生の主体性や視野の広がりにつながっていることも見えてきました。
若杉さん:「ここまで来ると直感ですよね。これを、ビビッといいと感じていただいたら、ぜひ参加していただきたいなと心から思います」
セルフ・コンパッション、リーダーシップ、そして将来を考えるきっかけ。イベントは、その3つがつながる場として締めくくられました。
2026年 9月30日(水) 21時〜(オンライン)
中高生向けビジネススクール『ジブナル』の
冬休み講座説明会 & サマープログラム振り返り会 開催決定!
《 参加申し込み受付中 》
ぜひお気軽にご参加ください!