【ジブナル・サマープログラム Day0】「未来をつくる先輩との対話」4人の登壇者が語った、自分らしい挑戦のつくり方

ジブナルが開催する「ジブナルサマープログラム」。今年初開催となる本プログラムは、中高生向けの少人数限定・全8日間の短期集中型ビジネス教育プログラムです。本記事は、サマープログラムの様子をお伝えします。(全8回)

<ジブナルサマープログラム2026>
Day 0(7/31):未来をつくる先輩との対話 (ゲスト:畑田 氏、田中 氏、林 氏、丸山 氏)
Day 1(8/1):考えるヒケツと問いのチカラ(講師:濱 暢宏)
Day 2(8/2):売れるヒケツと人気のカラクリ(講師:村上 佳代)
Day 3(8/3):稼ぐ仕組みとお金の動かし方(講師:森 暁郎)
Day 4(8/4):ゼロをイチにするプロトタイプのチカラ(講師:加藤 彰宏)
Day 5(8/6):共感と協調のリーダーシップ(講師:若杉 忠弘)
Day 6(8/7):未来をつくる越境力の磨き方(講師:唐川 靖弘)
Day 7(8/9):未来をつくるキャリア開発(講師:中村 直太)

目次

“同じ釜の飯を食う”「おにぎりの会」でスタート

7/31(金)に開催されたDay0。初日は特別に朝9:00の集合です。東京や名古屋などから集まった学年も違う中高生約20名は、初めて顔をあわせるメンバーにどこか緊張な面持ちです。

でも、そんな緊張を一気に解いたのが「おにぎりの会」。まずは“おなじ釜の飯”をみんなで揃って食べるところからプログラムはスタートしました。用意してくれたはSingerly(シンガリー)株式会社さん。Singerlyさんは、企業向けに過去320回以上「あさげの会」という交流会を開催しています。

今日のお品書きは、極上梅、卵黄肉そぼろ、野沢菜クリームチーズ、牛しぐ蓮根、絶品チーズカレー、ジブン照らすマヨ、海鮮ポキ。そして、具沢山の豚汁。どれも美味しそうで、なにを選ぶか迷う生徒たち。選ぶ顔は真剣そのものです。

一人2つずつ好きなおにぎりを選びました

おにぎりでお腹いっぱいにした後は、同じテーブルのメンバーとじゃんけん大会やサイコロを使ったアイスブレイクタイムもありました。スタートの段階で「自己開示」をしていくことで、これからの学びの深まりを高めることが狙いです。いよいよ全8日のプログラムの幕開けです。

じゃんけんであいこになったらハイタッチをするルール
Singerly株式会社CEOの奥田さんが熱量高く応援してくれました

ジブナル4箇条ーー8日間で学び取って欲しいこと

朝食がすむと、ジブナル代表の濱から今回のサマープログラムのオリエンテーションがありました。今回のサマープログラムは、「自分探しの大冒険」。濱は、このプログラムを通して、仲間と議論し自分を越えることの楽しさに気づいて欲しいと話します。そのためのジブナル4箇条が紹介されました。

そして、8日間のプログラムをあらためて紹介されました。

8日間のプログラム

本日のDay0は、将来、自分らしく生きるための「魅力的な大人」の解像度を上げる日です。どんな大人が魅力的だと思うかをグループでディスカッションしました。「全力で取り組んでいる」「頑張っている人」「常に笑顔」「ポジティブに行動している」などいろいろな意見が出る中で、人生で10万時間ほど投じる仕事を楽しんでいる大人が魅力的であるのではないかと濱から中高生に提案しました。

そのうえで、自分にとって魅力的な大人とは?についての問いを心に持って、4人の先輩の話を聴いていこうと伝えてオリエンテーションは終了です。いよいよここから先輩4名が登場します。


「日本のロケットにみんな乗りたいと思いませんか?」 畑田さんが語った、宇宙を仕事にするまで

講師プロフィール

畑田 康二郎 (はただ こうじろう)氏

将来宇宙輸送システム株式会社 代表取締役

経済産業省、民間企業を経て、宇宙輸送の低コスト化を目指し起業。固定概念に縛られず、壮大なビジョンを論理的に社会実装するプロセスを伝える活動をしています。

畑田さんは、自身が率いる将来宇宙輸送システム株式会社の構想から話を始めました。2022年に会社を立ち上げ、「あすか」という再使用型のロケットに取り組んでいること、さらに2040年代を見据えた宇宙輸送の未来像を示しながら、「誰かがこれやらないとそれできないので、じゃあそれ僕やりますと言って、4年前にこの会社を立ち上げた」と振り返りました。

畑田さんのプロフィールスライド

宇宙少年だったのかと思いきや、畑田さんはそうではなかったと言います。子どものころに夢中だったのは昆虫でした。図鑑を眺め、偉人伝を読み、その延長線上でホーキング博士の本に出会います。

そして『ホーキング、宇宙を語る』との出会いが、科学への憧れを一気に強めました。そこから応用物理学を学び、理系の道を進みますが、就職先は経済産業省でした。景気の悪さを前に「経済と産業」の名前に引かれ、「新しい産業を作れば景気が良くなるんじゃないか」と考えて入省したというくだりは、畑田さんらしい発想の飛躍を感じさせます。

経産省時代には宇宙政策や宇宙の法律づくりに携わりました。しかし、ルールを作っても誰も使ってくれないという現実に直面します。そこで立ち上げたのが、宇宙ビジネスアイデアコンテスト「S-BOOSTER」でした。

宇宙ビジネスアイデアコンテスト『S-BOOSTER 2017』の様子

畑田さん:「技術はあるんですよ、もう日本中いろんなところに。でも、『とりあえずやります』っていう人が、この日本には少ないので、強制的にみんなを起業させるコンテストをやりました」

この取り組みを通じて、宇宙の仕事を自分事として考える人を増やそうとした畑田さん。やがて「畑田さんはいつやるんですか」と問われ続け、自らも宇宙ビジネスに飛び込むことになります。

講演後半では、最も尊敬する経営者として小林一三 氏の紹介をしました。鉄道そのものではなく、沿線開発、不動産、エンタメへと価値を広げた小林一三 氏の発想に重ねながら、ロケットもまた輸送手段そのものだけでなく、その周辺に新たな産業圏を生むものだと語ります。

畑田さんが紹介した『最も尊敬する経営者 小林一三』

畑田さん:「ロケット作ること自体は、実はなかなか儲からないんですよ。でも一方で、人と人とが1時間でどこでも行けますみたいなことが本当に実現したら、その周りにいろんな産業ができるわけです」

さらに印象的だったのに向けたメッセージです。

畑田さん:「将来の夢を考えようと言われることありますよね?でも僕は、無い方が当たり前だと思っています。他の人は、いいときは褒めるし、悪いときは去っていくんだけど、そんなことに振り回されないってことが、これ何より大事だと思っています」

宇宙の話をしながら、最後に着地したのは「他者評価ではなく自分軸で生きる」という話でした。壮大な宇宙輸送の構想と、自分の楽しさに忠実であること。その2つが一本の線でつながっていたのが、畑田さんのセッションでした。

畑田さんとの集合写真

「ゲーム感覚で挑戦する」 田中さんが語った、toioが生まれるまで

講師プロフィール

田中 章愛 (たなか あきちか)氏

ソニー・インタラクティブエンタテインメント toio開発者

ロボット開発者。ソニー入社後、家庭用ロボットの研究開発や新規事業加速支援を経て、放課後活動から生まれたロボットトイ「toio」を事業化。エンジニア視点での価値創造を体現します。

田中さんの講義スタートの前。ふと、田中さんがカードとロボットのおもちゃを出して雑談をしていると、「なにこれ凄い!」とあっというまに周りには生徒たちの人だかりができていました。みんな手のひらサイズの小型のロボットに興味津々。そんなリラックスムードで講義は始まりました。

小型のロボットを披露する田中さんと集まる生徒たち

田中さんは、ロボットエンジニアとしての歩みを、小学校時代から順にたどりました。ロボット作りを始めたのは小学校2年生ごろ。お年玉を使い、夏休みにはロボットを作っていたと語ります。壊れた家電を分解して直し、家族に感謝される経験も、ものづくりの原体験になっていました。

田中さんの小中高時代を整理したスライド

田中さん:「夏休みに作ったものをみんなに見せると驚いてもらえた、プレゼンして褒めてくれたっていうのが、モチベーションでやってました」

中学ではプログラミングにはまり、高専ではロボコン、大学ではロボット研究へと進みます。一方で、音楽やデザイン、アートにも強く惹かれていたことが、田中さんの話の特徴でした。ロボット一筋に見えて、実際にはさまざまな関心が交差していたことが分かります。

大学ではレスキューロボットで世界大会優勝も経験しましたが、実際のレスキュー隊には「重たくて2人で運ばないといけないから使えません」と言われたそうです。この経験から、面白いものと、本当に使えるものは違うと痛感したと振り返りました。

ソニー入社後は、家庭用ロボットやヒューマノイドの研究に従事します。しかし、研究としては面白くても「これ誰が買うんだろう」と悶々とする日々もあったと言います。

転機となったのが留学と、その後の社内起業です。放課後活動から生まれたのが、ロボットトイ「toio」でした。

挑戦を楽しむことを『ゲーム感覚』と表現した田中さんのスライド

田中さん:「まあ、これもやってみるとか、半分ゲームだと思ってやってます。ゲームと思うことで、気持ちが軽くなるというか、難しくなりすぎないようにしています」

この「ゲーム感覚」という言葉は、田中さんの挑戦の捉え方をよく表していました。実際、toioのプロトタイプはすぐに今の形になったわけではありません。だいぶ粗い試作から始まり、少しずつ形になっていった過程も共有されました。

田中さんの用意したとロボットに触れる生徒たち

参加生徒からの質問コーナーでは、長い開発期間のあいだ、どうモチベーションを保っていたのかという問いが出ました。

田中さん:「技術が完成するまでは、地道にやる。時代が追いついてくることもあるんで、あんまり焦らずに地道に回すってことも大事なんだなと思います」

また、AIとハードウェアの進化について問われた場面では、田中さんはAIに体を与えることの重要性を語りました。

田中さん:「AIがちゃんと物理世界で人間の役に立ったり、変なことしないためには、AIがちゃんとした体を持つっていうのが大事なんじゃないかと思っています」

田中さんが示した「WANT」「NEED」「CAN」

WANTは「ものづくりを楽しむこと」、Canは「アイデアを形にすること、粘ること」、Needは「挑戦と越境」。技術だけでなく、コミュニティをつくることや、リスペクトのある場づくりも自分の役割だと位置づけていた点が印象的でした。

「あなたは、どちら?」 林さんが示した“山登り型”と“川下り型”のキャリア

講師プロフィール

林 有理 (はやし ゆうり)氏

有限会社知人社 代表取締役社長/大阪府四條畷市 前・副市長
リクルート『SUUMOマガジン』編集長から、公募により市副市長に着任。現在は官民共創や企業取締役として活動。組織や領域を越境するキャリアの作り方を提示します。

続いては、林さん。講義は、会場への問いかけから始まりました。

林さんが提示した『あなたは、どちら?』のスライド

林さん:「人間の生き方には、いろんなバリエーションがあります。最初から

ゴールをしっかり設定して、ルートを変えながらも目標に到達する“山登り型”と、よっしゃこの流れに乗って川下っていくぞ、ただし沈没はしないぞっていう“川下り型”があります」

林さん自身は、後者の「川下り型」だと語ります。好きなことが明確な人に憧れつつも、自分は潮の流れや縁を見ながら進んできた。その感覚を、自身のキャリアをたどりながら説明しました。

出発点は、小学校4年生のときに見学したインターナショナルスクールでした。英語そのものよりも、建物の格好よさに一目惚れしたことが進学のきっかけだったと言います。そこから、自由な校風の中で「自分を大切にすること」「好きなものを口にすること」を学びました。

大学では英語入試を使って進学し、フランス語を学び、フランスにも通いました。さらに、学生時代には会社も設立しています。大きな戦略があったというより、「ちょっといいかも」と思ったことに一歩踏み出し、その先でしっかりやるという流れが繰り返されていたことが分かります。

リクルート入社後は、SUUMO領域に配属されました。ところが、思い描いていた「銀座を歩く華やかな仕事」と、実際の現場営業には大きなギャップがありました。関西圏の郊外で、不動産会社を一軒一軒回る日々。無理が重なり、突発性難聴や記憶障害を経験し、半年間の休暇を取ることになります。林さんは、この時期を隠さず共有しました。そして、そこからどう立て直したかも丁寧に語りました。

林さん:「距離を置く。悔いない形は何かを突き詰める」

林さんが『距離を置く』ことを語ったスライド

休んだ先で、自分が本当に何に惹かれているのかを見直した林さんは、不動産や住まいへの関心を再発見します。やがてSUUMO編集長として、中古住宅やリノベーションの価値を打ち出す活動に関わり、新しい業界づくりにもつなげていきました。

その後、公募によって四條畷市の副市長に就任。民間から行政へという大きな越境も果たします。ここでも、過去の仕事を捨てたというより、自分の中の一本の川が続いていたと林さんは語りました。
最後に示した「WANT」「NEED」「CAN」は、とても明快でした。

林さんが整理した「WANT」「NEED」「CAN」

林さん:「気になったものでいいんです。『これが好きです』と言える情熱までなくて、ちょっといいんじゃないでいい。自分の好きと言った言葉から縁が生まれるので、そこは絶対忘れないでください」

会場からは、「山登り型の人を見て迷ったことはなかったか」「どうすれば挑戦し続けられるのか」といった質問が出ました。林さんは、かつて自分も山登り型に憧れていたこと、でもタイプの違いだと理解したときに楽になったことを率直に話していました。


「正しい量は質を磨き、『好き』を育てていく」 丸山さんが語った、農業で世界を目指す理由

講師プロフィール

丸山 桂佑(まるやま けいすけ) 氏

アグベル株式会社 代表取締役
リクルートを経て家業を継承。「農業を稼げる産業にする」を掲げ、山梨から世界へぶどうを輸出。伝統領域をマーケティングとITで再定義する経営を実践しています。

フルーツ農家の丸山さん。差し入れに栽培したブドウを一房持ってきてくれて生徒達は大喜び。一粒ずつ大切にいただきました。

丸山さんは、まず農業の現状を3つのクイズで示しました。農家の平均年齢は68歳、農業人口は今後さらに減少していく見通しであること、日本のぶどうの輸出は全体の約1%にとどまること。生徒は手を挙げながら答え、会場に具体的な危機感が共有されていきました。

丸山さん:「僕たちの会社は今、規模をどんどん広げて、管理できる畑の面積を広げていこうとしています。そうしないと、日本の農業だけではなくて、風景だったり文化そのものだったりを維持することはできなくなってくると、真剣に考えて使命感を持って活動しています。」

日本のぶどう輸出の現状を示したスライド

中高生時代の丸山さんは、ウェイトリフティングに打ち込み、日本一を目指したもののインターハイ4位。勉強は得意ではなかった一方で、正義感が強く、困っている人を助けたくなる性格だったと話します。釣りにも没頭し、おじいちゃんおばあちゃんがぶどうを作る姿を見て育ちました。

大学では社会学を学び、将来自分でビジネスをしたいと考えてリクルートへ入社します。住まい領域で営業に取り組む中で、「人のためになりたい」「まだ誰もやっていないことをしたい」という自分の志向が見えてきたと言います。

大学、そして社会人へと進む中で見えてきた『好き』

転機は、家業のぶどう農家を継ぐ決断でした。父親が病気となり、丸山さんが継がなければ丸山家の農業は終わる。その状況の中で自ら農業の道に入ります。そして、自分でぶどうを海外に売りに行った経験を機に、「もっと大きくしないと日本の農業のためにもならない」と考え、起業を決めました。

丸山さんの話で繰り返し出てきたのが、「負の解消」という言葉です。不安、不満、不平等。農業の現場で感じた違和感を、一つずつ事業に変えてきたといいます。

丸山さん:「地域の若手が自分より倍の年代で、自分の同世代は誰もいない。本当にこのまま農業できるのかなっていう不安もあります。さらに、自分で物作りをしながら、自分で値段を決められないようなことも疑問に思うことがあります」

こうした課題意識から、丸山さんは農家ではなく企業として農業に取り組むモデルをつくっていきました。しかし、その過程は順風満帆ではありませんでした。

丸山さんが語った『立ちはだかった壁』

壁の一つは、地域からの拒絶でした。昔からの農業の当たり前と、自分が目指すビジネスとしての農業。そのあいだにあるギャップから、批判も多く受けたといいます。もう一つは、創業初期に仲間が定着しなかったことでした。

丸山さん:「地域からなかなか認めてもらえず、なんでそんなことしてるんだっていう批判をたくさんいただきながらやってきました。それは、自分自身の目指す農業や、成し遂げたいという思いをちゃんと言葉にできていなかったからだと今は思います」

この壁を乗り越えるために、丸山さんが挙げたのは、課題から逃げずに考えること、誰よりも量をこなしてもがくこと、そしてやり方を変えることでした。人に頼り、自分の思いを言語化し、仲間や地域との関係を築き直していったといいます。

これにより、耕作放棄地の再生、雇用の創出、日本の農業価値の向上を目指していると語りました。すでに売上の約30%が海外輸出になっているという話からも、構想が現実のものとして進んでいることが伝わります。

最後に、丸山さんは「WANT」「NEED」「CAN」を次のようにまとめました。

  • WANT:楽しいことをしたい、関わった人を幸せにしたい
  • CAN:諦めずに挑戦する、挑戦のチャンスをつかむ
  • NEED:当たり前に囚われない、仲間や応援者を見つける
丸山さんから生徒へのメッセージ

そして、生徒へのメッセージとして、次の言葉を残しました。
丸山さん:「正しい量は質を磨き、『好き』を育てていきます。」


「4人の先輩の共通点」をどう受け取るか

4人の話を受けて、プログラム後半ではグループで振り返りが行われました。スライドには「グループで挙がった、4人の先輩の共通点を共有してください」と示され、右側には「楽しそう」「熱い」「エネルギーがあった」「元気だった」「話が上手だった」といった視点が並びました。

実際、4人の領域はまったく異なっていましたが、共通していたのは、目の前の好きや違和感を放置せず、少しずつでも行動に変えていたことです。

  • 畑田さんは、宇宙を自分でやる側へ踏み出しました。
  • 田中さんは、放課後活動からtoioを形にしました。
  • 林さんは、「ちょっといいかも」を縁と行動につなげ続けました。
  • 丸山さんは、農業の負を事業に変えました。

どの話にも、特別な才能だけで片づけられない、試すこと、続けること、言葉にすることの積み重ねがありました。

濱のコメント 「先輩たちの挑戦の話をみんなの学びにつなげてほしい」

そして、先輩方の話を聞いた上での個人ワーク。「自分のWANTに引き寄せる」ワークです。仮のWANT×NEED宣言を書いていくことで、自分の中のWANTとそのためのNEEDに気づいていく、毎日の大事な振り返りの時間です。

濱は、各セッションの合間に生徒へメモを促し、対話しながら1日を振り返りました。
:「今日は、ロケットの話やロボットの話、副市長になった話や農業で起業した話が出てきました。この8日間でみなさんの意識に大きな変化が生まれることを楽しみにしています」

Day0「未来をつくる先輩との対話」は、職業紹介にとどまらず、どうやって自分の進み方を見つけるかを考える時間でした。

宇宙、ロボット、越境キャリア、農業。テーマは違っていても、登壇者たちはそれぞれの経験から、次のような示唆を残しました。

  • 他者評価に振り回されず、自分軸で考えること
  • 好きや違和感を言葉にし、試してみること
  • 失敗や挫折を経ても、やり方を変えながら続けること
  • 一人で抱え込まず、縁や仲間をつくること

Day0は、「魅力的な大人」の解像度を上げる日として位置づけられていました。その意味でこの4人の話は、完成された成功談というより、迷いながら、つくりながら、越えていく大人の姿を見せるものだったと言えます。そして、翌日のDay1からはビジネスの基礎の学びに入っていきます。これからの生徒たちの変化が楽しみです。

もう一つ。事務局では、8日間の軌跡を書き溜めていく、一人一冊の自分の旅ファイルを用意していました。毎日のお楽しみとして、講義が終わるごとに一つずつシールを貼ることができるスタンプラリーもあります。

自分探しの大冒険ーー。これからが本番です。(Day1へ続く)

一人一冊ずつの旅ファイルとスタンプラリー

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